YHMスクランブル(電子書籍の表紙デザインをやらせていただきました)

お仕事でお世話になっております、ライターの安藤智子さん。
『YHMスクランブル』の電子書籍の表紙デザインをさせていただきました。
<Amazon Kindle版>102円(税込)

2-YHMスクランブル

<内容紹介>
この小説の舞台は、バブル崩壊直後の横浜中華街。 
主人公は36歳の女性。彼女は背負いきれない借金をかかえ、韓国人が経営するラブホテルで清掃アルバイトをしながら資金繰りをするいっぽう、香港人の男と恋にうつつをぬかし──。 
日本+中国+韓国=YHM(無国籍ヨコハマ) 
もとより横浜チャイナタウンは日本の中の小さな異国、無国籍地帯という顔を持つ。猥雑さに満ちたその街は、島国日本にありがちな閉鎖性や因循姑息な気風とは無縁であり、まるで魔法のように、生きるパワーを授けてくれた。 

「YHMスクランブル」は『三田文学』2013年冬季号に掲載。(オリジナル原稿200枚を100枚に縮小) 
電子書籍では、オリジナル原稿を掲載しています。 

『三田文学』113号の「季刊・文芸時評」で、水牛健太郎氏はこう評しています。 
「安藤智子『YHMスクランブル』は、橫浜のラブホテルで夜間の客室の清掃のアルバイトをする女性が主人公。本業は店舗などのディスプレイのデザイナーだが、不況で仕事がなくなる。清掃のアルバイトでしのぎつつ、浪費家の男性と別れ、中国人の若い男性と幸せをつかもうとするが、その男性もまた──という話。 
 夏季号の『ドブ板トランジット』の主人公の後日談とも考えられ、筆者自身と重なる、橫浜・横須賀地域で生きる女性の人生のある場面を描いたものであろう。下世話な意味も含めて話が面白く、読みやすいのが魅力である。自由奔放に本音で生きる主人公もよい」

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