はがきに書かれている「一陽来復」という言葉ってご存知ですか?
意味は、中国の古典「易経」に出てくる言葉で「陰の気が極まって陽の気にかえる」意から、悪い事が続いた後に幸運に向かうことを言う。冬が終わり春が来ること、新年が来るという意味もあるそうです。
とてもあたたかい言葉ですよね。
イラストの椿が寒い冬に耐えながら、春を待ち望んでいる様子がとても心に染みます。
この言葉と絵を眺めているだけでウルウルしてしまう私(T_T)
じつは、このはがきは「喪中見舞い」。
喪中はがきのお返事に、お悔やみの挨拶を兼ねて送るはがきだそうです。
不覚にも母から教えてもらうまで知りませんでした。
はがきの素材は和紙風で、人とのぬくもりを感じさせられます。
じつは喪中ハガキが届いたら、本当は年明けに「寒中見舞い」でお悔やみの心をお伝えすることが通例だそうです。
しかし、実際に寒中見舞いをお返ししている人は1割程度と見られ、実際は、喪中の人が年賀状をもらったときに、
「寒中見舞い」を出すのが普通の習慣になっています。
でも見方を変えれば、
「喪中見舞い」なら、「喪中はがき」が届いた時に、
すぐにお悔やみの挨拶を、出せるんですね。
2年連続喪中で年賀状がもらえず、さみしい思いをしたこともありました。
そんな中でも「寒中見舞い」や「ポストカード」でお返事を送ってくださった方もいて、とてもあたたかい気持ちになったことを覚えています。
その経験から、「喪中はがき」が届いたら、「喪中見舞い」を出すことにしよう!
と思いました。
今年は残念ながら、1人喪中の方がいました。
年明けに知ったので、
気持ちがあたたかくなるように、河津桜とうぐいすが描かれている
切手を貼って、送らせていただきました。
少しでも暖かい春を届けられたら嬉しいです。