静岡県立美術館にて、草間彌生展を見に行ってきました。
県立美術館は近いということもあり、興味のある展示が開催されている時は、
気分転換&感性を磨くために行ってます。
入り口には、水玉のオブジェが!!
とてもポップですね!
巨大な水玉のお人形ちゃんもありました!!
かわいいですね!!
草間彌生さんは、幼い頃から草花のスケッチが好きだったそうですが、
その一方で統合失調症を病み、繰り返し襲う幻覚や幻聴から
逃れるために、それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始めるたとか。
現在に至るまで水玉(ドット)をモチーフに制作する事が多いそうですが、
これは耳なし芳一が幽霊から身を守るために全身を経で埋め尽くしたように、
彼女が恐怖する幻覚や幻聴から身を守るために、
作品全体を水玉(ドット)で埋め尽くす儀式でもあるそうです。
テレビや雑誌などのメディアでは、鮮やかな配色に水玉模様のポップな作品が多く、統合失調症のことについてもそんなに詳しく紹介されていないような気がします。
なので、精神の病に悩まされながら、どうしてこんなにポップな作品を
制作することができるのだろう〜〜と思っていました。
けれども、展示してある作品を見ると、モノクロで
人の顔や目がたくさん描かれたものもあります。
常に周りの人から監視されているかのようなちょっと恐い印象も受けました。
その恐い幻聴と幻覚をリズミカルに絵にしてしまうところはすごいです!
絵にすることで心を安定させることができたのか?
絵を描く技術もすごいですが、不安の中でも自分のマインドを絵に注ぐエネルギー
というのは、どうすればできるのだろうか?
草間さんは周りの方にも恵まれていたのだろうか?
そんなふうに感じてしまいました。
(残念ながら写真を撮ることはできませんでした)