「読書日記」
植西聰先生の新刊をご紹介させていただきます!
タイトル:『悩んだ心を楽にする方法』 発行:扶桑社文庫
悩みを抱えたままだと、せっかくの目の前にあるチャンスも逃してしまう。
イライラして、人にキツイことを言ってしまう……など、
よくないことばかり。
本書は、「悩みを消して人生を明るくポジティブにしよう」
を提唱し、
すぐに実践できる82の発想転換法集。
1章 思い込みをなくせば、悩みは消える
2章 「これには意味がある」と思えば、悩みは消える
3章 「楽天の発想」を行えば、悩みは消える
4章 「きっと良くなる」と思えば、悩みは消える
5章 行動を起こせば、悩みは消える
6章 生活空間を快適にすれば、悩みは消える
7章 自分を縛っているモノから解放すれば、悩みは消える
8章 心を愛と善意で満たせば、悩みは消える
どの章から読んでも大丈夫なので、気軽に読めていいです。
本書で特に良いと思ったところは、
2章の「悩みがあるから、人間は成長していく」です。
そこには、こんなことが書いてありました↓↓
ニュージーランドにキーウィという鳥がいて、
絶滅が心配されているそうです。
キーウィの太古の昔は、翼があり、空を自由に飛び回ることができたとか。
しかし、当時のニュージーランドには天敵がいなかったため、
襲われる心配がありませんでした。
そのため、だんだんと空を飛ばなくなり、翼が退化してしまったそうです。
ところが白人が住むようになってから、状況が一変しました。
彼らが持ち込んだ犬などの動物によって、空を飛ぶことのできない
キーウィは簡単に餌食になってしまい、絶滅寸前の危機に追いやられていったのです。
人間で例えて言うのならば、
悩み事がなく安穏と暮らしていると、成長が止まってしまうということです。
そのため、ピンチや逆境や困難に遭遇したなら、
途端に打ち負かされてしまうようになるのです。
逆に、悩みが生じるたびに、一つひとつ問題点を解決していくように
努めていれば、心の免疫力だってどんどん高まるようになります。
つまり、ピンチや逆境や困難に遭遇しても
「何としてでも乗り越えてみせる」という精神力が高まり、
「こうすれば、うまくいくかもしれない」という知恵が湧き出てくるため、
いつしか壁を突破し、それに伴い、人間的にもどんどん成長していくようになります。
結論的に言えば、悩みが生じること自体に意味が有り、悩みがその人の精神力を高め、
知恵を豊かにしてくれる。
そして、高まった精神力と知恵が、あなたという人間の器を大きくしてくれるのです!
このメッセージは、
悩んでいても「希望の光」を与えてくれるなぁと思いました。
「悩んでいるからこそ、自分を成長させてくれるチャンス!」
だと思い、どうしたらその悩みや問題を解決できるかを
考えたいと思いました。
悩みや問題を乗り越え、ちょっと器が大きくなってキラキラしている自分を
イメージしてみると、今の悩みもそんなに深刻に考えなくても大丈夫なのかな〜
と思ってしまいますね。
今悩みの多い方、本書を読むと気持ちが楽になりますので、
お勧めですよ!